山形との絆
山形への想い
私は山形が嫌いでした。
何代も続く家の長男に生まれ、幼いころから家の後継ぎと言われ育てられました。何のために生まれたのか、このままでいいのか、ここで一生を終えるのか。自分の可能性を試さずに一生を終えていいのか、やらずに後悔するよりやって後悔したほうがいいよな、そんなことばかり考えていました。
山形は盆地なので当然ですが、見渡す限り山々山、これはまるで牢屋だな。ここに生まれたのには何の意味があるのだろうか、いつか絶対にここを出てやろう。高校生のころはホント暇だったんですね。(笑)
紆余曲折はありましたが、何とか東京でIT関係の仕事をするようになりました。それでも帰省する度に山形の両親から「山形に帰ってくる気はあるのか」「山形で就職する気はないのか」の質問攻め、もう帰って来たくない。
山形の両親は家の後継ぎをあきらめていなかったのですね。
そんな両親からの攻撃を上手くかわしながらも東京で家族を持つことになりました。こんな自分でも良心が痛み、GW、お盆、正月は欠かさず家族で山形へ帰っていました。両親は孫が可愛くてしかたがなかったようで、いつか一緒に暮らすのを夢見ていたようです。

それからしばらくして、転機が訪れました。
2006年に施行された新会社法により、最低資本金制度が廃止されたのです。高校生のころから起業して自分の会社を持つことを望んでいた私はすぐに今の会社を退職し資本金50万円で会社を設立しました。
それから社員も増え、増資もして、会社の基盤も整ったころ、ふと自分の原点は何だろうと考えるようになりました。
いろいろ考え抜いた末にひとつの結論にたどり着きました。
原点は山形なんだと。
山形という土地に生まれ、四季や自然を感じ、祖父、祖母、親父やお袋に大事に育てられ、親戚や近所のおじさん、おばさんから愛情を貰い、恩師や友人、先輩後輩からたくさんの事を学び、出来上がったのが自分なのだと。
原点が山形なら少しでも恩返しをしよう。まずは事業所を作って雇用を生み出し、地場の企業に貢献できたら恩返しになるかな。
そうやって始めたのが地場の製造業向けのソリューション事業です。
何のために生まれたのかは未だに分かりません。でも山形に生まれた意味は見つかりました。

山形の若者たちへ
ここからは、山形に生まれて好き勝手に生きた先輩からのアドバイスです。(笑)
「たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない人生を、ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか」
小説家、山本有三の「路傍の石」の言葉です。
人は産まれた時から、いろんなしがらみを持っています。でもね、そんなしがらみに負けることなく自分がやりたいことをやればいいんです。自分が生きたいように生きればいいんです。
出来ない理由を探すのはやめたほうがいい。本当の自分はやりたがっているのだから。
あと皆さん賢いから、いろんなシュミレーションが得意ですよね。シュミレーションで満足してやった気になってる方もいますよね。
でも実際にやったらそんなに上手くいかないことの方が多いんです。上手くいかないから考える、考えてまたやってみる、トライ&エラーの繰返しです。
だから面白いんです。生きてるって実感できるんです。
人間の成長ってこんなことの積み重ねなんじゃないかな。

最後にもう一つだけ。
皆さんは信用ってどうやって生まれると思いますか。
ビジネスでもそうですけど、人はいろんな約束をしますよね。〇月〇日✕✕時、△△駅の改札で待ち合わせとか。
この待ち合わせにきちんと来る人、必ず遅れてくる人、連絡もなく来ない人、皆さんなら誰を信用しますか。
信用は約束を守った人との間で生まれるものです。小さな約束を繰り返し守ることで信用は得られるものなのです。
では、自信はどうやって生まれるのでしょうか。
自信とは見てのとおり自らを信じると書きます。
自信とは自分との約束を守った先に生まれるものです。例えば「明日の朝6時に起きて勉強する」と自分に約束したとします。
約束どおりに起きて勉強した人は自分との約束を守り抜いたことで自己の中に「自分はやればできる」という確かな感覚が芽生えます。この感覚が積み重なることで、徐々に強固な自信が築かれていきます。
今自信をなくしてる人いますよね。
まずは自分との約束を守ってみてください。
「明日の朝〇時に起きる」といった小さな約束でいいんです。そして一つひとつ積み上げて「信じられる自分」を作って下さい。
いろいろと勝手なことを言いましたが、これからの主役は間違いなく皆さんのような若い世代です。
失敗を恐れず、しがらみを気にせず、自分のやりたいことに挑戦してください。人生は一度きりなのだから。
皆さんの活躍に期待しています。
取締役会長 阿部 一志
当社が考えるUターンモデル例
社員の声

当社の公式サイトに「山形特設ページ」というものがあって、そこに書いてあった阿部会長の言葉を読んで共感したのが一番の理由でした。阿部会長の言葉によると、「山形に恩返しがしたい」この一言に阿部会長が経営する会社のスタイルが全て詰まっているんじゃないかと思ったんです。
東京から故郷である山形に戻ってきて働く場所を変えるとなった時に、折角なら山形に対してなにか特別な気持ちを抱いている人の元で働きたいと思ったからです。
あとは就職活動をしていた時に同時に他社との面接も並行していたのですが、他社の面接と比べて物腰が柔らかい印象を受けたのも穏やかになれる雰囲気が好きな私からすると大きかったです。
一番感じた事は、各種アクセスが不便すぎる!ということですね(笑)。
どこへ行くにも車がないとあまりにも不便すぎるので、学生時代に就職が決まってすぐ東京に行った私には車を運転する機会が全くと言っていいほどなかったためキツかったです。
山形に来たからには車を運転しなければならないので自動車学校のUIターン者用コースというものがあって、そこに申し込んで基本的なことを思い出しながら練習した、ということもありました。
その自動車学校にかつて学生時代に好きだと告白してくれた女性が凄い偶然なんですけど働いていて声をかけてきてくれて衝撃の再会をして......ということもあって帰ってきた時に私のことを知ってくれている人がいるというのはまさに故郷なんだなと懐かしむことも出来ました。
アクセスが不便だということがデメリットなのですがもちろんメリットもありました。 東京は非常にパーソナルスペースが狭く、満員電車など人と人の距離が近くて毎日気を遣って生活する日々が続きます。 一転、山形は土地の広さを活かして全体的に人と人の距離がちょうどよい感覚で離れていて東京ほど気を遣わなくてもよい、というのが私にとって非常に大きなメリットでした。
東京時代は気が滅入ってしまってやられてしまった時期があったので、私の性格的にも山形のような場所が住む場所としては適していたんだと思います。
かつて生まれ育った故郷へ働く環境を移しても問題ないという方は一度戻ってきてもいいんじゃないかなと思います。
特に現状の土地に肌感であまり合わないなと感じ始めている方は一考するのもよいのではないでしょうか。
私が学生だった時代とは違って山形にも働く環境が豊富に用意されていて、特にIT企業では顕著でUIターンで経験を積んだ技術者が欲しいと言ってくださる企業はたくさんあると思います。
働く場所や環境に依存しなくても滞りなくほぼ業務を進められるIT業界ならではのモダンな働き方も可能ですので、UIターンを考えている方は是非弊社にもお話を聞きに来てみてください。
当社は、UIターンを考えている方、山形で新しい一歩を踏み出したい方を応援しています。
まずはカジュアル面談であなたの考えを話してみませんか?